製薬企業のオウンドメディアに医師が想うこと

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製薬企業の医師向けオウンドメディアに対する医師の本音

前提として医師は滅多に製薬オウンドメディアを見ない。

残念ながら、今の若手中堅医師にとってどの薬がどの製薬企業のものかという認識は薄い。

年々MRのアポイントは減り、MRの人員も減らされている。

以前はアポイント時にオウンドメディアの会員登録を促されたりしたなあ…

実際必要な薬剤情報を探すときはガイドラインや成書、学術論文などを調べるが、手っ取り早く「ぐぐる」人も多いのではないだろうか。特定の薬剤について情報が欲しくてぐぐった時に、たまたま製薬企業のオウンドメディアに行きついたというケースが多い。

ただし、実際そこでログインIDやパスワード入力を求められて離脱するという経験もある。

メドピア社が提供する「メドパス」でのログインでサイトを見ることもできる。しかし、その先の情報が溢れすぎていて欲しい情報に行きつかず離脱。そんな経験を複数しているので正直製薬企業のオウンドメディアのイメージはそれほど良くはない。

一方で製薬企業側はレギュレーションという規制のもとに提供できる情報が限られているなどといった問題もある。MRの情報提供も規制されているように。

さて、製薬企業側は実際このオウンドメディアの作成にはかなり労力を割いているように思う。実際情報は豊富に掲載されているのだ。

あえて、医師側にはそんなにニーズはないのかもしれないが、製薬企業側のニーズがあるかもしれないと思い、製薬企業の医師向けオウンドメディアに切り込んでいこうと思う。

つづく…

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この記事を書いた人

呼吸器内科の勤務医とライター、ヘルスケアビジネスに取り組んでいる。多様化する医師のキャリア形成とそれを実現するための「複業」に関する発信と活動を行っている。
ヘルスケアに関わる情報発信と人をつなぐことを目的としたメディア「Dr.心拍のヘルスケア最前線」を2024年9月リリース。
肺がんコミュニティや医師キャリアコミュニティを運営。
各種医療メディアで本業知見を生かした企画立案および連載記事の執筆、医療アプリ監修やAI画像診断アドバイザー、また、ヘルステック関連スタートアップ企業に対する事業提案などのコンサル業務を複数行う。
事業を一緒に考えて歩むことを活動目的としている。

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